ニュージーランドを旅行する際、レンタカーを利用して、移動される方もおられるでしょう。日本と似たような縦長の島国であるニュージーランドは、主要都市を除いて車の数もそれほど多くないので、比較的迷うことなく移動できます。
ニュージーランドで運転することが決まったら、どういったことを知っておいたほうがよいか?ニュージーランドの交通事情をご紹介いたします。
国際運転免許証の取得
ニュージーランドで車を運転するためには国際運転免許証が必要です。ニュージーランドへ入国する前に、日本で国際運転免許証の取得をしておきましょう。免許更新センターなどで取得可能です。
申請時に必要なものは県によって異なりますが、一般的に、1. 現在の運転免許証(有効期間をご確認ください) 2. パスポート 3. 国際運転免許用の写真1枚(縦5.0cm×横4.0cm、6か月以内に撮影した写真) 4. 申請手数料2,400円、です。詳しくは、最寄りの免許更新センターへご確認ください。
ニュージーランドのレンタカー事情を知る
レンタカーは、オークランド空港到着後、または各主要都市の空港で借りることができます。但し、旅行シーズンの繁忙期は、車が借りられないこともありますので、あらかじめ日本から予約しておいた方が確実です。
ニュージーランドのレンタカー会社は、ハーツ(Hertz)、エイビス(AVIS)などございますが、日本人整備士が管理をしているレンタカーも利用できますの。お好みに合わせてご利用ください。
ニュージーランドの交通ルール
ニュージーランドの交通ルールは、日本と同じ左側通行です。そのため、レンタカーは日本で主流の右ハンドル車両がほとんどです(左ハンドルヨーロッパ車のレンタカーもございます)。そのため、ニュージーランドで車を運転する際も、比較的大きな戸惑いなく、運転していただくことができるのではないでしょうか。
日本ではあまり馴染みのない交通ルールを一つ紹介します。ラウンドアバウト(Give Way)と呼ばれる交通ルールで、右側から来る車を優先というものです。自分が左側から来ている場合は停止し右側から来る車に道を譲る。自分が右側の車である場合は左側の車を待たせた状態で自分の車を進めます。「右側優先」と覚えておきましょう。
スピード違反
ニュージーランドは制限速度は、市内50キロ、郊外100キロです。市内から郊外へつながる道には、50キロと100キロを結ぶ途中区間に制限速度70キロの区間が数百メートル設けられています。
それらの制限速度を超えて走行している事が見つかった場合、スピード違反となります。現在では5キロ超過で違反切符が切られることもありますので、くれぐれもスピードオーバーに注意してください。
ちなみに、速度測定は、パトカーのほか、オービスなど設置カメラ、路上脇に停めているワゴン車の内部カメラなどから行っています。レンタカー利用の際にスピード違反されると、提出しているクレジットカードから自動引き落としになります。
駐車場と駐車料金
土地が広いニュージーランドですので、ほとんどのエリアでは車を路上駐車(無料)することができます。ただし、オークランドの都市部の人や車が集まるエリアでは、無料駐車スペースはほとんどないため、駐車場や路上駐車(有料パーキング)を利用することになります。
駐車料金は、1時間1ドルであったり、1時間4ドルであったり、エリアによって異なります。また、路上の有料パーキングは、15分単位や30分単位で設定できますので、あらかじめ小銭を用意しておきましょう。
都市間移動の峠越え
ニュージーランドの都市間移動は峠を越す区間もあります。北島オークランドから北部ケリケリへの道、北島中央部タウポから東部ネイピアへの道。それらの道路は山を越えるため、ぐねぐね道を走ります。郊外の道路は時速制限100キロですが、ドライバーによっては、時速110~120キロで走行しています(罰金対象です)。速い車が後ろに迫ってくることもあると思いますが、慌てず、数キロごとに用意されている追い越し車線まで待ち、そこで先に行ってもらうようにしましょう。
ニュージーランド運転時のまとめ
ニュージーランドは車社会ですので、列車やバスを利用するよりも、車を利用した方が自由に行動できます。それでも郊外を走行する際は、峠を越えたり、速度超過の車両に迫られたりしながら運転する必要もあります。くれぐれもスピードオーバーと車間距離に配慮して、楽しいドライブをしましょう。